企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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人を知る プロフェッショナルたちの肖像Portrait Of The Professionals● 建設工藤建設創業以来、地域密着型の事業展開で、神奈川県を中心とする多彩なプロジェクトに参加するほか、社会貢献にも注力している工藤建設。この「地域に必要とされる企業でありたい」という理念に共感して入社したのが松浦さんだ。現在、施工管理職として、地元横浜あざみ野の大型マンションプロジェクトに携わっている。「これキャリアを深めるために1級建築施工管理技士を取得まで賃貸マンション兼オーナー住宅、分譲マンション、老人ホームなどを担当してきましたが、当社単体の施工で区画内に4棟、計145世帯の大規模物件は初めての経験。社内でも大きいプロジェクトであり、推薦していただいた嬉しさと共に重責を実感しています」工程・品質・安全管理のほか、仮設の図面や施工図のチェック、書類作成、配筋後の自主検査、協力業者との打ち合わせなど多彩な仕事を並行してこなす。「工程通りに進めるためにも、事前準備をしっかり行い、万全の態勢で作業に臨めるよう心がけています。それだけに『松浦さんでよかった』という声を聞くと、モチベーションも高まりますね」そんな松浦さんは、入社4年目にして「1級建築施工管理技士」の国家資格を取得。「現場主任になるためには必須の資格。監理技術者として請け負う金額や規模に上限がない現場に関われます。大切なのは現場を知ること。当社は様々な現場を体験できるのが魅力ですね。私自身、今後、現場所長として現場を円滑にマネジメントするためにも、今の経験を生かしつつ、1級土木施工管理技士の取得を目指したい。建物は建てて終わりではなく、それが地域や人々にどのような価値を生み出し、活性化させるのかを考え、地元に貢献できれば嬉しいですね」。松浦さんの夢はさらに大きく広がっている。「職人さんから教えられることがたくさんあります。コミュニケーションを密にし、現場の一人ひとりが安全に作業できる環境を整えることを大切にしています」松浦 圭佑さん建設事業部工事課PROFILE2020年入社。工学部建築学科卒業。「神奈川に在住し、地域の活性化や街づくりに貢献したい」という思いで入社。12年続けてきた野球部での経験が、年長の職人との会話や現場でのコミュニケーションに役立っているという。関わった建物が形となって残り地域に貢献できる誇りある仕事地域密着型の事業展開で、地域との絆を深め、地域の活性化に力を注ぐ工藤建設。施工管理職として地元のために貢献したいと全力で取り組み、その仕事ぶりや温厚な性格で、社内や現場から信頼されている若手のホープ、松浦圭佑さんの姿を紹介しよう。Portrait Of The Professionals本社所在地:神奈川県工藤建設株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は88

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