企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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● 建設小野田ケミコ人を知る プロフェッショナルたちの肖像Portrait Of The Professionals近年増え続けている地震や津波、河川の洪水といった自然災害。それらの脅威から人々の命や生活を守るための強固な地盤づくりを行っているのが小野田ケミコだ。密谷さんは、その営業部で活躍している若手社員の一人。「営業担当として、工事を検討しているコンサルタント会社や自治体、ゼネコンに向けて、当社の地盤地盤改良のエキスパートとして災害に強いインフラづくりに貢献改良技術の紹介や提案を行っています。現場の状況や予算によって求められる工事の要件は異なります。それを正確に読み取り、設計部門や工事部門のメンバーと連携しながら受注へつなげることがミッションです。専門的な知識や技術、高いコミュニケーション力が求められる仕事ですが、だからこそ面白い。自身の成長を実感できることがやりがいにつながっています」活躍の礎となっているのが、入社1年目から2年目にかけて担当した工事部での経験。施工管理者として河川工事の現場をまとめた。「工事の基本的な知識やスキルはこのときに身につけました。実際に経験しているので、営業職になった今でも工事のイメージがしやすく、できるかできないかのジャッジもしやすいですね。また、コミュニケーションの基礎もこのときに身につけました。二回り以上も年上のベテラン作業員に向けて指示しなければならなかったので、こちらの言葉を受け入れてもらえるよう普段からコミュニケーションを密に図り、良好な人間関係を築くよう心がけていました。それが、提案力やチームワークを必要とする今の仕事に生きています」目標は、営業、設計と施工管理のスキルを兼ね備えた、地盤改良のエキスパートになることだ。「社内外から頼ってもらえる人材へ成長したいですね。その上で、災害に強いインフラづくりに大きく貢献していきたいです」「多くの人々の命に関わる仕事ゆえに妥協はしません。少しでも不安を感じたら納得がいくまで繰り返し確認します」と語る密谷さん。密谷 勇斗さん東京支店営業部PROFILE大学では工学部で土木工学科を専攻。2019年、新卒で小野田ケミコへ入社。工事部で施工管理業務を経験し、2年後に技術設計部へ異動。2023年から営業部へ配属。現在は営業担当として地盤改良工事の受注や提案を行っている。先端技術で強固な基盤をつくり災害から人々の命や生活を守る東日本大震災をきっかけに、地震対策への興味が高まったと語る密谷さん。太平洋セメントのグループ会社であり、セメント系固化材を生かした先端の地盤改良技術を持つ小野田ケミコに魅力を感じ、同社でキャリアを積むことを決めた。Portrait Of The Professionals本社所在地:東京都小野田ケミコ株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は90

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