企業研究&就活準備ガイド 建築・土木系学生版2026
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● 建設中林建設人を知る 社会人ビフォーアフターBefore After多彩な現場を経験しながら焦らず、慌てず、着実に成長する入社4年目ながら、防潮堤の補強から高速道路の耐震補強、下水管の布設まで、多彩な現場を担当してきた佐藤さん。それぞれの現場を振り返りながら、そこでどんなことを思い、どんな経験をしたのか、そのとき心がけていたことや苦労したことも含めて、本音で語っていただいた。Before After最初に配属されたのは、防潮堤の補強工事。学生時代、土木を学んでいたとはいえ、現場に出るのは初めて。専門用語から現場の流れまで、経験しながら覚えていった。「水が絡む現場では、雨などで水量が増すと危険性が高まり、場合によっては工事を止めなければならないことも。小さなミスが大きな事故を引き起こしてしまうこともあるので、先輩に一つひとつ確認しながら慎重に業務を進めることを心がけました」次に配属されたのが、高速道路の耐震補強工事。現場の作業ヤードは狭く、高低差もあったため、全ての資材をクレーンで搬入するなど、同じ安全管理でも以前の現場とは異なる難しさがあったという。また、現場が遠方だったため、人生初の一人暮らしも経験。必要な知識は現場毎に異なり経験を重ねるほど成長できる「慣れるまでは仕事をしながら家事をするのがとても大変でしたが、施工管理としても、一人の社会人としても成長できたと思います」そして今、携わっているのが、下水管の布設工事。3つ目の現場にして初めて同期と一緒になり、切磋琢磨しながら日々の業務に取り組んでいる。「工事の種類によってやり方も求められる知識も異なり、別の現場の経験がそのまま生かせるわけではないので、わからないことは、布設工事の経験がある同期に教わりながら業務を進めています。わかっていることでは負けたくない、という良い意味でのライバル心はありますよ」既存物件の改良工事を中心に経験を積んでいるが、いずれは橋梁などの新設工事にも携わってみたいという佐藤さん。公共から民間まで、多彩な工事を請け負う中林建設なら必ず実現できるはずだ。BEFORE3歳からサッカーを始め、大学ではサークルで継続。ポジションはFWで、現場業務の基礎となる体力とチームワークを身につける。佐藤 貫太さん土木部 工事課PROFILE2021年入社。理工学部社会環境工学科卒業。高校時代、道路の建設工事を見て「自分もこんなスケールの大きな仕事がしたい」という思いで、土木系の学科を選択。大学では、土質や構造力学など、土木に関連する基礎知識を学ぶ。AFTER入社2年目で2級土木施工管理技士の資格を取得し、現在は1級取得に向けて勉強中。サッカーは現在も継続している。本社所在地:大阪府中林建設株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は93

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