人を知る プロフェッショナルたちの肖像Portrait Of The Professionals● 建設鹿島道路(鹿島グループ)施工管理者として、国道や高速道路、競馬場の馬場などの建設プロジェクトに携わってきた根本さん。入社して4年目に任されたのは、東北復興事業の一環で行われた舗装打替え工事(既存舗装を取り去り新しく舗装を設ける工事)の現場だった。「私にとって、施工管理チームのリーダーを任された初めての現場高速道路建設などの ビッグプロジェクトをリードだったんです。そのうえ、初めての地域だったので、まず直面したのは一緒に働く協力会社の皆さんと一から信頼関係を築かなければならない難しさでした。常に心掛けていたのは、コミュニケーションを密に取りつつ相手の意見にも耳を傾けながら物事を決めていくことと、スケジュールの先を見越して準備を早めにしておくこと。結果、情報をしっかり共有し合える理想のチームを作ることができ予定していた工期内に無事故で工事を終えることができました」鹿島道路で活躍するための極意を根本さんは次のように語る。「当社の施工管理者は、安全、環境、品質、工程、コストの5つを管理するミッションを担います。多くの人が関わるビッグプロジェクトを任される機会が多いため、一にも二にも重要なことはホウレンソウ(報告・連絡・相談)ですね。それらをしっかり行えて、学ぶ意欲を持ち、周囲とのコミュニケーションを大切にすることができれば、活躍のチャンスが大きく広がる会社だと思いますよ」目標は、さらに幅広い経験を積み、知識とスキルを蓄えて、土木施工管理技士1級の資格も取得し国家プロジェクトのような大規模な現場を現場代理人として力強くリードしていくことだそう。「一つひとつの現場を大切にしながら、そこで得られるたくさんの学びを自身の成長や活躍にしっかりと活かしていきたいですね」と語る姿に頼もしさを感じた。学生時代、NPOのボランティア活動にも参加。年齢や国籍が異なるメンバーたちと協力し合い、同じ目標を目指すことで培った協調性が今の仕事に活かされていると話す。根本 真司さん関東支店 茨城営業所PROFILE2017年入社。理工学部土木学科卒業。学生時代、電線を地中に収容する“電線共同溝”に興味を持ち、調べているうちに鹿島道路へたどり着いた。説明会に参加し自身の将来像をイメージできたことから同社への入社を決意した。道路建設のプロとしてプロジェクトを牽引する醍醐味道路建設のプロフェッショナルとして、多種多様な道路建設を手掛ける鹿島道路。入社8年目の根本さんは、その工事現場の施工チームをリーダーとして仕切っている。これまでで最も印象に残っているエピソードを伺い、先輩の成長と活躍の姿に迫った。Portrait Of The Professionals本社所在地:東京都鹿島道路株式会社(鹿島グループ)CHECK THE NAVI詳しい情報は99
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