企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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仕事を知る羽ばたく未来へ─仕事のメソッドやりがいを実感できる仕事を求めていた渡邊さん。「誰もが安全性を信じて鉄道を利用しています。でも、それは当たり前のことなのでしょうか? 誰かが安全・安心を支えているのなら私がやろうと思い、日本信号を選びました」と入社動機を語ってくれた。同社の特徴は、若手に責任ある仕事を任せること。渡邊さんは入その当たり前は本当なのか先入観を捨てて設計に着手社1年目から、駅構内において列車を安全に運行させる“継電連動装置”の設計を担当している。「信号機や転てつ機などを相互に関連付け、全体的な保安機能を実現する装置です。駅毎に設置されており、鉄道会社や路線によって電気回路の仕様も様々。私たちは現地調査した上で更新作業にあたっています」渡邊さんが守っているのは、当たり前を疑うこと。装置を設計する際、「〜だろう」という思い込みや決めつけは命取りになりかねない。先入観を持たず、正確で効率的な図面作成を心掛けている。「担当した駅を通りかかった時はいつも胸が高鳴ります。自分が設計した装置で電車が無事に運行している。その様子を見ると、多くの人々の生活を支えている実感が湧いてくるのです」着実に成長している渡邊さん。今後は長い歴史がある継電連動装置に、若手ならではの新しい視点を加えていきたいと考えている。“縁の下の力持ち”として人々の生活を直に支える鉄道信号や交通信号の制御装置を通じ、様々な場面で社会インフラの構築に寄与している日本信号。若手技術者の渡邊さんは「当たり前を疑うこと」を信条に、列車運転に欠かせない重要な装置を設計。縁の下の力持ちとして安全・安心を支えている。METHOD渡邊 裕衣さんインフラ機器技術部2022年入社。先進工学部電子システム工学科卒業。学生時代は材料系の研究室で高分子材料の微細加工に取り組んだ。入社後は鉄道システムの最前線で経験を積み、専門技術を習得中。PROFILE1 鉄道信号や交通信号以外にも、駅務機器や駐車場システムなど幅広い分野で事業を展開する日本信号。2 打ち合わせ中の渡邊さん。仕事はチーム単位で行うので、関係者との綿密な情報交換が欠かせない。半導体・電子・電気機器日本信号12機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:東京都日本信号株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は102

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