仕事を知る羽ばたく未来へ─仕事のメソッド島津製作所グループの企業ということで、最初はなにげなく説明会に参加した大矢さん。詳しい話を聞くうち、設備を通して研究活動を支える仕事に興味が湧いたと語る。「島津ブランドは関西で高い知名度があり、高校時代から憧れていました。また、福利厚生面にも魅力を感じ、島津理化ならゆとりを持って働けると思ったのです」ニーズを超えた提案を追求これまで、さまざまな研究機関に実験台を提供してきた大矢さん。いつも心がけているのは、ニーズの一歩先を行く提案だ。「実験台のカスタマイズといっても、ご要望を反映するだけでは、本当に良いものになりません。作業の進行を克明にイメージし、安全性能を加味した設備のしつらえを考えることが大切なのです」仕事を通し、先端研究施設をかいま見ることができるのも、醍醐味の一つだと語る大矢さん。「大型案件になると、数百枚もの図面作製を一手に担うことになりますが、完成時の達成感もひとしお。同期の営業担当と、5フロアにまたがる新設ラボの案件を完遂した時の喜びは、今も忘れられません。さらに進化し、十数階建ての研究施設を一棟まるまる担当させてもらうことが、次の目標です」試行錯誤を重ね、たゆまぬ成長を遂げてきた大矢さん。その視線は、さらなる高みを見据えている。徹頭徹尾、研究者の視点に立ち期待を上回る空間づくりを追求入社して7年目。実験台の開発に取り組んできた大矢さんがつかんだ仕事の軸は常に使い手の立場に立ち、お客さまの一歩先を行く提案をし続けるということ。蓄積されたノウハウときめ細かな気づかいで、機能的な研究空間の創出に寄与する。METHOD大矢 健吾さん研究設備技術部2018年入社。大阪工業大学工学部ロボット工学科卒業。休日のほとんどは、好きなゲームをして過ごす。また、出身地の京都と似ている浅草を散策することも多い。PROFILE121 お客さまの使い勝手をイメージしながら、真剣な表情で図面を描く大矢さん。 2 完成した実験台を見ながら安全性を最終チェック。島津理化ならではの蓄積ノウハウが、細部の仕上げに活かされているという。精密機器島津理化(島津製作所グループ)機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:東京都株式会社島津理化(島津製作所グループ)CHECK THE NAVI詳しい情報は103
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