企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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人を知る社会人ビフォーアフター機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専BEFORE材料力学に興味をもち「水素脆化」について研究。水ビジネスのマネジメントに興味を抱き、日本下水道事業団に入社した。AFTER下水道事業の計画支援や下水道設備の施工管理など複数の業務を経験後、国際戦略室へ。活躍の場は世界へと拡がった。公益・特殊・独立行政法人日本下水道事業団活躍の場は世界へ。水ビジネスを発展させるプロフェッショナル!高等専門学校で機械工学を学び「私がやりたいのは、ものづくりではなくマネジメントだ」と明確なビジョンを抱いて日本下水道事業団に入社。以来、本社と施工現場で経験を積み、現在は国際戦略室で海外事業に携わるR.M.さんに夢を実現するまでの道のりについて詳しく伺った。BEFORE AFTER学生時代に機械工学を学んだR.M.さんは「メーカーでものづくりに携わるより、事業そのものをマネジメントしたい」と考え、水ビジネスに大きく貢献している日本下水道事業団へ入社。計画支援課を皮切りに複数の部門で経験を積んだという。「最初に配属された計画支援課では、下水道の計画策定、次の機械設計課では、下水処理場の機械設備の設計や工事発注業務に従事。その後、現場で施工管理を担当し、本社に戻ってからは技術基準の改定に携わりました。現在は国際戦略室に所属しています」国際戦略室では、主に二つの業務を担当しており、一つは途上国の水インフラ整備を支援するため、現地の下水道技術者を対象に研修を実施すること。もう一つは海外と日本をつなぎ水インフラの整備を支える日本の技術を紹介するため、水ビジネスを展開する民間企業と海外とのパイプ役になることである。同事業団は、全国にある下水処理場の計画・設計・施工・維持管理などを代行しており、その数は1500箇所に及ぶ。長年にわたって築いてきた技術とノウハウがあり、R.M.さんはこれらを習得した継承者である。海外の政府関係者や日本の国際協力機関など国内外のさまざまな人をつなぎ、日本が誇る技術を海外の水インフラ整備に生かしていくことは、決して簡単ではないだろう。しかし「さまざまな業務の経験が今の土台になっていると感じますね。今後は海外の考えも取り込みながら仕事をしていきたいです」と語るR.M.さんはこれからもその力を思う存分発揮し、水インフラの整備を通じて社会の発展に力強く貢献していくに違いない。R.M.さん国際戦略室2013年入社。機械工学科卒業。海外事業に携わるようになり、より一層、水ビジネスへの興味・関心が高まった。目標は新たなマーケットを開拓し、自身の名を海外に轟かせること。PROFILE本社所在地:東京都地方共同法人日本下水道事業団CHECK THE NAVI詳しい情報は114

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