企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専人を知る私の軌跡鉄骨の図面を手がけた成果が「地図に残る」のが魅力1927年の創業以来、高層ビルなどの巨大建造物や橋梁の鉄骨・橋桁製作を手がける藤木鉄工。新潟県内はもとより、首都圏でも数多くの実績を誇る。同社で鉄骨の図面作成を担当する若手社員の笠原さんに、入社してからの成長の歩みや仕事の魅力について伺った。MY CHOICE鉄構技術部PROFILE2022年入社。新潟工科大学機械科卒業。鉄骨の図面をチェックすることから始め、3年目には検討図の作成や詳細設計を任せてもらえるまでに成長した。金属製品藤木鉄工(日本コムシスグループ)入社3年目の笠原さんは、建築設計図をもとに鉄骨の図面をまとめる仕事を担当している。1年目は、読み取る力をつけることを目標に、先輩が描いた図面を確認することからスタートした。「鉄骨といってもさまざまな材質があり、どう使い分けているのか、丸い柱と四角い柱の違いは何か、初めはわからないことばかりで、先設計技術者として成長し新宿駅の改修案件を担当輩や上司に納得できるまで確認することを心がけました」2年目からは、詳細設計の基準となる検討図の作成を担当するように。成長の手応えを感じるとともに、仕事の面白みが増してきたという。「自分がまとめた図面をもとに製作された鉄骨が、東京・六本木の高さ100メートルを超える高層ビルに使われているところを見たときは感慨深いものがありました。当社の鉄構技術部の仕事の魅力は、高層ビルや競技場、商業施設など『地図に残る』建造物に携われることです」同社はアットホームな社風で、明るく元気な社員が多く、自然と前向きな気持ちになれるという。恵まれた職場環境の中で着実に成長を遂げる笠原さんは現在、東京・新宿駅の改修案件の検討図や詳細図面の作成を任されている。「今後は先輩や上司に頼ってばかりではなく、自分で判断して仕事を進めていけるようになりたいです」と目標を語ってくれた。業界を絞らずに幅広く企業を検討する中で、藤木鉄工を知ったのは学外の説明会に参加したことがきっかけ。会社の規模が大きいことや、自分が携わった建造物が「地図に残る」ことに魅力を感じた。会社を知ったきっかけ入社の決め手全国約2,200社の鉄骨加工業者の中でも数少ない国土交通大臣認定最高位「Sグレード」を取得していることが大きな決め手に。住み慣れた新潟県で働けることもポイントとなった。本社所在地:新潟県藤木鉄工株式会社(日本コムシスグループ)CHECK THE NAVI詳しい情報は笠原 周太郎さん117

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