企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専人を知る社会人ビフォーアフターBEFORE2017年にミャンマーから来日したニンさん。来日したばかりの頃は、時間に対する感覚の違いなどに戸惑う事も多かった。AFTER些細なミスが後に大勢の人に影響を及ぼす事を知り、製造や測定などの際は細心の注意を払うようになった。半導体・電子・電気機器サンコーシヤ災害に強い電気の専門家となりいずれ故国の役に立ちたい生まれ育ったミャンマーを離れ、雷の分野で長きにわたり日本を支えてきたサンコーシヤで働くニンさん。仕事を通して「日本のものづくり」に対する真摯な思いや妥協を許さない姿勢に触れ、誇りをもって高品質なものを作りだす醍醐味を日々感じている。BEFORE AFTERミャンマーで生まれ育ち、子供の頃から日本製品がとても好きだったというニンさん。「家には様々な国の電化製品がありましたが日本製の品質の良さと丈夫さは圧倒的で、こんな製品を作りたいと思うようになりました」サンコーシヤの事は、合同就職説明会で初めて知った。避雷対策の分野で、90年以上にわたり日本を支え続けてきた同社の技術力に強く惹かれたそうだ。「日常で使用する家電やPCなどのツールの多くが電気やネットワークを介しており、雷害は非常に深刻な問題。その解決手段が学べると思いました」入社後も、言葉の壁をものともしないほどの情熱と誠実さをもって仕事に取り組み、新人研修でまわったすべての部署から「ぜひう雷害から日常生活を守るエキスパートを目指してちに欲しい」と言われるほど、大きな期待を寄せられている。現在は、雷による機器の損傷を防ぐ避雷器(アレスタ)の開発業務に携わり、製造、特性試験など幅広く手掛けている。溶接などの作業も行う事で、ものづくりの醍醐味や面白さを感じているという。「今は、時間に対する考え方が大きく変わりました。学生時代は締め切りに間に合えば十分と思っていましたが、時間に余裕がないとトラブルが起こった時に対応できません。自分だけでなく、まわりの状況やその後の作業まで考慮し、ゆとりある段取りを組むようになりました」と成長を振り返る。日本同様、ミャンマーでも洪水や雷害などの自然災害が多く発生する。ニンさんは「この会社で災害に強い電気設備や電気工事の専門家となり、将来的にはなんらかの形で母国の役に立ちたい」と語り、故郷に思いを馳せていた。ニン ユ ワイさん営業技術部ミャンマーの大学で電力工学について学んだ後、来日。日本語学校と電気系専門学校を経て2022年にサンコーシヤに入社し、言葉の壁をものともせず仕事に邁進している。PROFILE本社所在地:東京都株式会社サンコーシヤCHECK THE NAVI詳しい情報は125

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