企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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日常生活に欠かせないエネルギーを企業や家庭に届けています。電力小売りの自由化、都市ガス小売りの自由化により、さまざまな業種の会社が新規参入しています。2050年までにカーボンニュートラルを実現すべく、業界全体でさまざまな取り組みが進められています。P.27電力・ガス・エネルギー10効率的に仕事ができるよう、また関係者がすぐに同じ情報を得られるよう、システムやソフトウエアを企画・設計したり、プログラミング言語を使って開発したりするのが­­ソフトウエア業界の主な仕事です。専門分野でのノウハウとスキルを評価されている企業も多数あります。P.29ソフトウエア13近年、IoTやAIの登場、ビッグデータ技術の発達によって進歩が著しいのがIT・インターネット業界です。実用化に伴い、今後は業界の垣根を越えた提携によって急激な拡大が見込めると注目が集まっており、システムエンジニアやデータサイエンティストなど、多種多様な技術者の需要が高まっています。P.28IT・インターネット12鉄道業界では「人」や「物」を運ぶサービスを中心として、不動産開発、商業施設やホテルの運営、外食、バス・タクシーなど、積極的に多角的なビジネスに取り組んでいます。航空業界はポストコロナの需要が回復傾向で、市場拡大に向け新たなサービス開発と体制作りに注力しています。P.27鉄道・航空11化学原料または生物から取り出した原料を組み合わせて、薬品を開発・製造するのが、医薬品メーカー。化粧品業界は、基礎化粧品やメイクアップ化粧品などを開発・製造・販売しています。近年では、独自技術を持つ他業界のメーカーも参入するなど、競争が激化しています。P.26薬品・化粧品09プラントは、石油やガスなどのエネルギー、化学、医薬、金属など、社会や経済を支える重要な物資の生産設備。こうした設備を、計画・設計の段階から、建設・設置までまとめて請け負っている業界です。なかには一国の経済成長を加速させるほどの巨大なプラントも存在します。P.26プラント・エンジニアリング08中央省庁や地方自治体でも、機械系や電気電子・情報系の専門知識が求められる職種が数多くあります。また、国や地方自治体が運営している大学や病院、研究機関などを運営している独立行政法人や公社・団体においても、事業内容に応じて技術系人材の活躍の場が広がっています。P.29官公庁・公社・団体14金融分野で技術系の知見が生かせるフィールドとしては、各金融機関が独自で提供しているアプリケーションや金融システムなど、各種システムの企画・開発があげられます。マスコミ業界では放送分野で技術革新が著しく、機械・電気電子・情報系出身者の活躍が期待されています。P.30その他(金融、マスコミなど)16商品やサービスの売り買いを結びつけるのが商社の役割です。特定分野の商材を手がける専門商社では、業種によっては買収や合併が盛んに行われています。規模を拡大することが事業力の向上につながるため、業界再編の傾向は続くものと予想されます。P.30商社15INDUSTRY GUIDE21

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