企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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味料・油・小麦粉などの食品原料、パン・菓子・冷凍食品などの加工食品、ビール・清涼飲料水・コーヒーなどの飲料を開発・製造するのが食品業界です。スーパーやコンビニなどの小売店を通じて、消費者に商品を提供しています。消費者のニーズに応じた安全・安心でおいしい食品を届けることで、豊かな国民生活の実現に貢献しています。食は、人の生活には欠くことのできない多くある受注産業の中で、顧客の注文を受けてから生産をスタートする「受注生産方式」の特徴が強く表れているのが建設業界です。建設会社はそれぞれ、道路舗装やトンネル、高層ビル、空調工事などの得意分野を持っており、建築と土木の両方の工事を手がけ、工事の計画から施工管理までを行うのが総合建設業、いわゆるゼネコン(General Contractor)です。建設コンサルタ大切な要素。そのため不況に強い産業とされてはいますが、少子高齢化が進む国内の食品市場では、変化や工夫が求められています。そうしたなかで、電子レンジでの調理を必要としない環境に優しい食品、高齢者向けの介護食、食事の宅配など新たな製品やサービスが生まれています。また各メーカーは、アジア諸国を中心に現地法人を設立するなど、グローバル市場の開拓にも積極的に取り組んでいます。ントは、建設プロジェクトの企画・立案・調査・設計から施工管理までの一連のサービスを手がける技術専門家。多くの場合、国土交通省に登録したコンサルタント会社が業務を請け負い、建築、都市計画、ランドスケープ、環境などの専門家がチームを組んで担当することになります。業界各社は、生産性向上のため、現場の省力化や省人化につながるロボット関連、人工知能技術の開発に力を注いでいます。安全・安心でおいしい食品を提供少子高齢化によって市場に変化もゼネコンを中心に多くの企業から成り立つ業界食品建設・設備関連、建設コンサルタントビタミン、ミネラルなど59種類もの栄養素を備え、栄養補助食品やサプリメントとしてさまざまな商品が販売されています。また、光合成によって二酸化炭素を吸収し成長するときに作り出す油脂分は、バイオ燃料の原料として期待されています。ユーグレナ(ミドリムシ)国民生活の基盤である道路や橋、学校や水道、公営住宅などのインフラは、日本が豊かになっていった高度経済成長期である1960年代頃から建設が進んだため、近年老朽化が指摘されており、予防保全や建て直しが必要となっています。インフラの老朽化農林水産省が立ち上げたプロジェクトで、Food Communication Project(フード・コミュニケーション・プロジェクト)の略。食品事業者、外食産業などの関連事業者、行政、消費者などが連携することで、「食」の信頼性向上に取り組んでいます。FCP発注者が施工業者からコストダウンが可能な技術的な提案を受け入れる入札方式。発注者側は建築物の機能を維持したままコストを削減でき、施工業者側は独自のノウハウを生かして工期短縮が図れるなどのメリットがあります。VE(Value Engineering)方式Hazard Analysis(危害要因の分析)とCritical Control Point(重要管理点)の略で、米国で開発された食品の衛生管理の方式。原料の入荷から製造、出荷に至る全工程をモニタリングし、危険な商品の出荷を未然に防ぐことを目指しています。HACCP3次元モデルに基づいて設計、施工、維持管理を行うワークフローのこと。BIM(Building Information Modeling)が建築分野で活用され、CIM(Construction Information Modeling)は土木工事分野を担当します。BIM/CIM調数0607業界関連用語業界関連用語INDUSTRY GUIDE25

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