ラントは、石油やガスなどのエネルギー、化学、医薬、金属など、社会や経済を支える重要な物資の生産設備。プラント・エンジニアリング業界ではこうした設備を、企画・設計の段階から、製造・設置・運転まで請け負っています。巨大なプラントになれば、一国の経済成長を加速させ、社会生活を改善させるほど大きな影響を与える存在になる可能性もあります。現在は、薬品メーカーは、化学原料または生物から取り出した原料を組み合わせて薬品を作り、医療品卸業者を通して病院や薬局に販売しています。最も売上規模が大きいのが医療用医薬品ですが、新薬の開発には長い時間と莫大な研究開発費が必要とされ、世界的にM&Aによる新薬開発力の強化が行われています。化粧品メーカーも同様に、化学原料または生物から取り出した原中国など新需要国の台頭によってプラントの需要が増加。省エネルギー効果や高い収率を実現する日本のプラント設計技術に注目が集まっています。また、日本の環境技術は高い競争力を持ち、各種環境関連プラントは、産油・産ガス国、さらにはエネルギー需要が増加しているアジア諸国などで旺盛な受注活動を展開しています。プラントの基本設計や電力システムの構築などで技術者が活躍しています。料を組み合わせて化粧品を作り、百貨店やドラッグストアなどに販売しています。大手に限らず、中堅・中小にもブランド力と存在感を持つメーカーが多い化粧品業界ですが、近年は、製薬会社やフィルム会社、飲料メーカーなどがスキンケアブランドを生み出したり、他業界の企業がナノテクノロジーを応用した美容液を発売したりと、ライバルも多く競争が激化しています。国を代表するビッグプロジェクトを担う新製品の開発競争が激化業界の再編もプラント・エンジニアリング薬品・化粧品世界の海洋には、中小規模を含めた未開発のガス田が多数存在していますが、それらの開発手段として有望視されているコンセプトの一つが、洋上液化プラントの設置。洋上で取り出したガスをその場で液化し、LNGを生産、積み出すことが可能になります。洋上LNGプラント抗体医薬とは、身体に備わった抗体を利用した医薬品のこと。ガンなどへの有効医薬として注目されています。ゲノム創薬は遺伝子の塩基配列情報を利用することで、新しい薬や効果が高く副作用の少ない薬を開発する手法です。抗体医薬とゲノム創薬資源を加工して、新たな製品を製造し流通・販売する産業のことを、酸素や栄養を運ぶ動脈の働きにたとえて“動脈産業”、不要になり回収した製品をリサイクルする産業を、老廃物や二酸化炭素を回収する静脈の働きにたとえて“静脈産業”と呼んでいます。動脈産業と静脈産業新薬は、通常20年間は開発した医薬品メーカーが独占的に製造・販売することができますが、特許が切れると、同成分で安価なジェネリック医薬品を他社が販売することが可能です。ジェネリックの普及により医療費抑制が期待されています。ジェネリック医薬品(後発医薬品)世界的な人口増加により、水資源の需要は増加。各国で水インフラの整備を進め、上下水道に関わるビジネスの市場が世界中から注目を集めています。一部の自治体では、企業と連携して海外展開に取り組む動きもあり、市場拡大が期待されています。水ビジネス新薬が患者の治療に使用できるまでにかかる時間のこと。日本は新薬開発から承認まで平均4年と長いことが指摘されています。しかし、最近では治験に対する医師の理解や、治験コーディネーターの活躍などにより改善が期待されています。ドラッグラグ(drug lag)プ医0809業界関連用語業界関連用語26
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