ゆくゆくは総責任者、所長等を目指す先輩社員もいます。各種手当なども充実しており、また、仕事ぶりが評価される環境も整っています」と説明があった。奥芝社長によると、社員たちの多くが「子どもの頃から好きな鉄道の仕事がしたい」「社会インフラを支えたい」「人の役に立っているという実感を得たい」「地元に貢献したい」という志望動機で入社してきたという。鉄道は通勤や通学、観光などに欠かせない大切な足。線路の損傷などで乗り心地が悪くなったり、自然災害などによる運行の遅れや運休で、社会に大きな影響を与えてしまう。それを回避させることこそ、同社の大きな務めであり、そこにやりがいを感じる社員も多いだろう。「ピカピカな線路になった時の達成感も格別です。当社の場合は、線路というインフラを守り社会に貢献する仕事必ずその日のうちに仕上げなければいけない部分があり、毎日成果が目に見えます。さらにはその成果が地図に残り、世代を超えて利用されるのも魅力です」と猪口常務。加えて夜間勤務がつきものである分、待遇面の良さも魅力的なようだ。そんな同社が今、見据えているのは北海道新幹線の札幌延伸だ。線路敷設において元請としての責任を果たすことはもちろん、開業後も日々の安全運行に努めるため、工事とメンテナンスの実施体制を構築しているとのこと。当然ながら技術者たちの活躍フィールドも、ますます広がっていくに違いない。また同社では働き方改革にも積極的に取り組んでおり、最近では上司のサポートもあり、出産時の立ち会いや子どもの病気の際に利用しようと、パパ育休や子の看護休暇の取得者も増えているとのことだ。3124「マルチプル・タイタンパー」登場により、人力で行っていた保線作業に革命がもたらされた。1写真①などのオペレーション席に着いた時、目を奪われるのは計器類とキラキラしたスイッチ。2先輩からの指導や教育体制も万全。毎年、定期的に集まり学ぶ機会を設けている。3社員ファーストを掲げ、働きやすさも人間関係も良好。「自由と協調こそが社風だ」と猪口常務。4機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:北海道北海道軌道施設工業株式会社(JR北海道グループ)CHECK THE NAVI詳しい情報は37
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