仕事を知る羽ばたく未来へ─仕事のメソッド社内外での多様な経験が設計開発者としての視点を養う1967年から自動車生産ラインにプラスチックファスナーの供給を始め、その特性を活かした幅広い製品を世界中のマーケットに提供しているニフコ。その開発の最前線で活躍する若手社員に、仕事や会社の魅力を聞いた。METHOD大学で機械機能工学を専攻していたHさんがニフコを知ったのは、同社の製品を間近で見たときだった。車内空間を快適にするカップホルダー、車の意匠性を向上させるバンパーリテーナーなど、その幅の広さに驚いた。元々ものづくりに興味があったHさんにとって、さまざまな製品を手掛けるニフコに興味を持つきっかけとなった。さらに、主力の工業用プラスチックファスナーが持つ「締結」の技術をもとにした多様な製品群、自動車メーカーを通じて多様な車種に携われることに魅力を感じ、入社を決めたと言う。最初に配属されたのは、Exterior商品開発部。バンパーリテーナーや牽引フックカバーなど、自動車の外装部品の設計開発をおこなう部署だ。外装部品は車種に合わせて新規開発する製品も多いため、新型車の開発やモデルチェンジにおいて、一から設計をおこなう。得意先の仕様書をもとに製品図面を起こし、試作品を製作。そのチェックと不具合の検証・改善までをHさんたち開発職が担う。その過程では、他部署との連携も不可欠だ。「金型設計や生産技術などの視点から学ぶことも多くあります」入社から3年で大手自動車メーカー2社の5車種、約20製品の開自動車メーカーの様々な製品を開発するニフコR.H.さん開発本部Exterior商品開発Unit2課工学部機械機能工学科卒業。入社以来、大手自動車メーカー各社の外装部品の設計開発に携わる。ラリーカーの開発プロジェクトに参加するなど、経験の幅を広げている。PROFILE自動車・自動車部品ニフコ42
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