企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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発に携わり、現在は別のメーカーの外装部品を担当。「同じ部品でもメーカーによって考え方や仕様の要求が異なります。最近は、各社の特徴を掴めるようになってきました」設計のスキルを高め、携わる製品の種類も増えていったHさん。昨年、量産製品以外の新たな挑戦の機会も与えられた。ラリーに参戦する自動車メーカーの車両開発プロジェクトのメンバーに抜擢されたのだ。携わったのは、カーボンルーフや金属アンダーパネル(車両のエンジンルーム下部に入り込んでいく空気の整流効果を改善するパーツ)。ニフコのメインは樹脂製品だが、普段とは異なる素材を用いた製品開発という、未知の領域だった。「検討するポイントが全く異なるため視野が広がったほか、実際に入社3年目、ラリーカーの開発プロジェクトに抜擢物を触って金属ならではの注意点を知るなど、勉強になることがたくさんありました。試乗したラリードライバーから直接受けたフィードバックも、新鮮でした」“体感”で若手の成長を促そうという会社の狙いが的中した、良い経験になったようだ。「大会本番、自分が関わったクルマが実際にコースを走る姿を見たときの感動は忘れられません」早い時期からさまざまな経験を通し、開発者としての知見を広げているHさん。会社として力を入れていくリサイクル材料への挑戦などを通して、時代に合った新たな製品を生み出していきたいと、今後のビジョンを語ってくれた。3124入社後1年間は先輩のもとで設計の知識・スキルを習得。社内試験に合格すると独り立ちできる。1設計には、金型や材料などの知識も不可欠。業務で連携する他部署の技術者から学ぶことも多い。2若手にチャンスを与える社風。Hさんも入社から3年でおよそ20製品の設計開発に携わった。3ラリーに参戦する車体に製品を組付けて確認。自ら作業して得た経験を設計に活かす。4機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:神奈川県株式会社ニフコCHECK THE NAVI詳しい情報は43

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