企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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ばあったんです。ゼロから設備を構築する高炉改修プロジェクトは、保全担当の立場から意見を発信できる良い機会だと捉えました」と参加への理由を語る。栖原さんは自身の意見を述べるだけでなく、設備室のメンバーの声を代弁する橋渡し役も担ったそうだ。高炉改修プロジェクトを経て、通常の保全担当へと戻った現在。業務への取り組み方が大きく変わったと栖原さんは話す。「機械や電気はあくまで操業する人のためのツール。高炉改修プロジェクトで立場の異なる人たちとの仕事を通じて、何よりも現場で操業する人のことを一番に考える重要性に気づきました」。栖原さんはこの気づきを得てから、改善や改造を行う前に操業担当の意見を丁寧に聞き取るようになったそうだ。仕事では楽しむことがモットー一致団結して、ものづくり熱き想いが現場を支えるの栖原さん。時には失敗やトラブルもあるが、そんな時でも必要以上に落ち込まず、次へ向けた対策へ思考を切り替えるようにしている。そんな栖原さんは仕事の魅力について、人との関わりの深さを挙げる。部署間の協力が円滑に行われ、一体感を感じられるのがやりがいだという。「各々の部署が協力し合いながら、会社の収益を作り出すために、一つの方向に進んでいるのを実感します。チームが一丸となって形にしていくものづくりは、携わっていて面白いですし、この仕事の醍醐味でもあります」2023年にはリーダーに就任した。メンバーや予算の管理を行いつつ、今後も現場に関わっていきたい想いも強くある。栖原さんのようにキャリアを重ねながらも、現場への愛着を持ち続けている大勢の社員が、同社ものづくりの原動力となっている。3124安定的な操業のために、設備の状態を常に把握。異常発見時は、施工管理者として修繕にあたる。1故障しない設備作りを考えるにあたり、力学の基礎など高専で学んだ知識を活用する場面が多い。2結婚されて世帯を持つ栖原さん。福利厚生制度が充実している点も魅力だと話す。3新入社員の時には、顔を覚えてもらうため、何よりも元気に挨拶することを心がけていたそうだ。4機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:東京都JFEスチール株式会社東日本製鉄所CHECK THE NAVI詳しい情報は45

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