はプロダクトライフサイクルが長く、売れるまでに時間がかかることが多いが、積極的なプレスリリースや営業力の強化を図り、よりスピーディな拡販を進めるという。「目指すのは売れるものを開発し、製品への想いを語れる技術、どの製品も必ず売る営業、より良いものをより安く形にできる製作が三位一体となるモノづくりです」と確固たる意志を示す。同社はFA市場にとどまらず、新たな領域でも力を発揮している。数年前から著名な物理学者や大学と連携した産学協同プロジェクトを発足し、医療分野に貢献するX線センサー技術を核とした新製品開発に取り組んでいるのだ。これが実現すればレントゲン画像から得られる情報量が格段に増え、細かな病態変化が捉えられるだけでなく、X線透視下で行う処医療分野の未来を拓く画期的な技術開発にも貢献置での被曝が大幅に低減される。特に新規技術開発しているX線イメージセンサーでは2023年に続き、アメリカ・タンパにて開催される2024年のIEEEで研究成果を発表することが決まっている。「枠が限られる医療分野でオーラルセッション(口頭発表)の機会をいただけたのは、我々が目指す研究が着実に進歩し、世界から注目されている証でもあります」。更なる実現に期待が高まる。印象に残ったのは宮下さんのこの言葉だ。「私たちは、モノづくり大国ニッポンを復活させたいと本気で思っています」。競合とも知識・技術を連携し切磋琢磨することで、より良い製品と価値創造を生み出し、業界全体の底上げを目指している。技術を追求する同社で同じ想いを持つ社員と共に大きな夢を叶えられるだろう。本気で夢を追いかける場所3124市場で注目を集める産業用無線LANアダプタ。ダイヤトレンドでは、毎月1つ新製品を上市する。1営業と開発の両軸を強化し、相乗効果でより良い製品を生み出す組織づくりにも注力する。2産業用製品もマーケティングが重要。ターゲット、ペルソナを絞り、刺さる機能を開発していく。3開発を手掛ける人材の情熱があふれるラボラトリー。今後はその想いを積極的に発信する方針だ。4機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:大阪府ダイヤトレンド株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は61
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