企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専企業の「見た目」と「真相」仕事を知る1 1969年の設立以来、水インフラを支え続ける明和工業。現在は水・電気・ガス・水素・再生可能エネルギー・環境に関わる事業を幅広く展開する。 2 OJTで技術を継承し、若手からスケールの大きい仕事に挑戦できる環境が整う。企業の『真相』開発、設計、積算、製造、施工、老朽診断まで一貫して行う制御盤やソーラーカーポート等幅広く事業を展開実験や検証など、現場に出るのも開発職の仕事企業の『見た目』社名を見たところ、工場なの?水道関連設備の会社って、お堅いのでは?開発職はひたすらデスクワークなの?金属製品明和工業電気分野の開発を通してモノづくりを支える大規模な水管橋(川の反対側へ水道水を送る橋)から建物内配管、緊急用配管まで、さまざまな水道管を供給する明和工業。特に、仮設配管レンタル業には強みを持っており、断水する被災地にいち早く水を届け、社会に大きく貢献している。近年は水管橋で培った構造設計、ステンレスの溶接技術を生かし、幅広い分野で事業を展開しているのが特徴だ。開発職として同社に入社した小島さんは、現在はIoTに使用される通信基板の電子回路や、太陽光発電システムなどの電気分野の開発を担当している。「入社するまでは、水道設備に関する製品の開発にしか携われないと思っていたので、少し驚きました」冷静な分析力が評価される小島さんだが、そのスキルはIoTによる水道管監視システム開発時のフィールド実験で培ったそう。「現場の実験では目標機能が達成できず苦労しましたが、一つひとつ問題をクリアし機能を実装する瞬間はとても楽しかったです」入社2年目にはトイレの待ち時間を解消するため、在室状況を確認できるモニターシステムを開発。これが業務改善提案制度で金賞を受賞し、報奨金が支給された。このように、若手の挑戦を後押ししてくれる社風も魅力だという。「今後は、自分が開発したシステムを製品化し、世に送り出したい」と小島さん。「水」をキーワードに、さらなる事業拡大を図る同社の動向に注目してもらいたい。本社所在地:東京都/新潟県明和工業株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は水道事業のノウハウを生かしさまざまな領域へ事業を拡大50年以上にわたり、暮らしや産業に欠かせない水道インフラ設備を支える明和工業。水管橋をはじめとするさまざまな水道設備の開発から設計、積算、製造、施工、老朽診断まで一貫体制で行うことで、幅広いノウハウと技術を培ってきた。THE TRUTH122022年入社の小島知晃さん。開発部での業務内容や、明和工業のリアルな職場について伺った。67

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