リケンテクノスのエンジニアリング職は、メーカーとしての根幹を支える重要な役割。宮竹さんは現在、既存の設備を更新・改造するエキスパートとして活躍中だ。「計画から設計、工事、試運転まで、責任をもってトータルで携われるのが魅力。もの造りの醍醐味を、存分に味わえる環境です」仕事は、製造現場へのヒアリン製造現場の期待を超える設備を計画することが使命グからスタート。次に計画を立て、機器や工法を検討していく。「計画段階で大切にしているのは、現場からの要望を受けた際に、根本的な原因を追究することです」以前任された“原料供給ゲートの更新案件”では、飛散した原料の粉塵が製品に混入して品質に影響を与えるリスクがある、という現場の悩みを解決へと導いた。「何度も現地調査を行い、粉塵が飛散する原因は、ゲートが一気に開放されるからだと特定。そこで、原材料の流動性に合わせてゲートの開き方を自由に変更できる、新たな機能をプラスしました」現場の気持ちを理解するために重視しているのが、足繁く現場に行くこと。入社3~5年目には中国やタイへの海外長期出張も経験し、視野が広がったという。「これまでに蓄積した設備改善のノウハウを武器に、また海外で活躍したい。積極的な挑戦を応援してくれる当社でなら、近い将来実現できると信じています」設備改善の計画から試運転までトータルでもの造りに携わるさまざまな樹脂製品の開発・製造・販売を手掛ける中間素材メーカーとして、70年以上にわたって日本の、ひいては世界のもの造りを支えてきた同社。製造工場の安定稼働や生産性の向上を支える、エンジニアリング職の本音に迫る。METHOD宮竹 登志樹さんエンジニアリング部 三重グループ2011年入社。工学部機能ロボティクス学科卒業。もの造りにワンストップで携われる体制にひかれて入社。現在は自社工場の設備の更新・改造を担当。PROFILE121 製造現場からの要望を聞き、そこに独自のアイデアをプラスして、最適な設備環境を実現していく。 2 一人ひとりに大きな裁量を与える社風。困ったときは、経験豊富な先輩がサポートしてくれるので心強い。化学リケンテクノス機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:東京都リケンテクノス株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は仕事を知る羽ばたく未来へ─仕事のメソッド70
元のページ ../index.html#72