企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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仕事を知る羽ばたく未来へ─仕事のメソッド就職活動時、設計をはじめ施工管理や積算にも関心を広げた吉川さんは、ジョブローテーションを通してそれらを広く経験できるフジタに着目した。「実際に経験しながらやりたい分野を見つけられることに惹かれました。ゼネコンのフジタを選んだのは、工事の元請けとして重要な意思決定を行う立場にあるからで「なぜ?」を掘り下げ建築設備を0⇒1でつくるす。責任が重い分、大きなやりがいを得られると考えました」入社後、複数の工事を担当する巡回管理や、工事予算を算出する積算業務を経験後、大規模な大学病院の新築工事に設備施工管理として常駐した。「MRIやCTの設置工事など、全てが患者様の命に関わることを肝に銘じながら挑む日々。責任のある仕事だからこそ、完成に至った時の達成感は忘れられません。開業後に患者様の姿を目にし、改めて社会貢献を実感できました」現在は設備設計として、空調設備や給排水設備の設計を主に担当し、建物の命である建築設備を0から1で生み出すことに設計のやりがいを感じるという。「施工管理や積算では、なぜこの見積額なのか、この段取りなのかと、“なぜ”を掘り下げ、根拠を持って仕事に取り組みました。設計においても同様の姿勢でスキルアップに励み、ゆくゆくは地元・大阪の建築物にも貢献したいです」建築設備をゼロから創造し快適さを追求する1910年に創業し、総合建設会社としてオフィスビル、商業施設、住宅、病院など、さまざまな建築物を手掛けるフジタ。設備設計を担う吉川さんは、設備工事の施工管理、積算、設計をローテーションし、確かな成長を描いてきた。その力強い歩みに迫る。METHOD吉川 和輝さん建築本部設備統括部設備部2016年入社。工学部建築学科卒業。大学では建築文化研究部に所属し、各地の有名建築物を訪問。今年5月には自身のこだわりを凝縮させたマイホームが完成した。PROFILE1 設備施工管理として常駐した大規模な大学病院。完成後も様子を見にしばしば通った。 2 「空調や給排水の設計は建物の快適性に直接関わるため、仕事の意義を強く実感できます」と吉川さん。建設フジタ12機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:東京都株式会社フジタCHECK THE NAVI詳しい情報は74

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