企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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仕事を知る羽ばたく未来へ─仕事のメソッドNEXCOグループ全体が最先端ICTを導入し次世代高速道路空間を創造しようと動く中、NEXCO中日本から委託された検討・設計業務や、独自に製品開発を進めているのが、岸野さんの所属するICT推進課だ。入社後7年間は松本道路事務所で、電気・機械関係の点検・補修作業、その計画立案業務を経験。「設備の仕組人に代わり点検業務を行うICT車両を開発みや動きを全て覚えよう。どんな知識も経験もいつか絶対に役に立つ!」、そんな想いで日々過ごし、事務所管轄区域の状況をほぼ把握できるまでになった頃、現在の部署へ異動の内示を受けたという。異動後さっそく任されたのは、トンネル内の施設構造物を人に代わって点検する車両の開発である。トンネル内を走行しながら、搭載カメラで設備を撮影する車両だ。「点検業務では特に、ロボットや最先端技術の活用が求められています。何故なら、人が点検するには危険を伴う作業があるからです。私は、これまでの点検業務を通して学んだ様々な現場経験を活かして、この開発に取り組んで行きたいです」と岸野さん。現場では学べなかったことが多々あり、毎日が勉強の日々だが、教育体制が整っているためサポートが受けられる。ベテランの社員や技術研修所の研修から学び、「絶対に成功させ、現場に落とし込みたい」と岸野さんは意欲を見せた。最先端AI・ICTを導入し保全管理の新しい在り方を模索最先端ICTを導入して次世代高速道路空間を創造しようと「i-MOVEMENT」プロジェクトを推進するNEXCOグループ。同グループの一員として東名・新東名・中央道の高速道路を管理する中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京でも、その試みは加速しているようだ。METHOD岸野 充さん施設技術部 ICT推進課2014年入社。工学部機械工学科卒業。「高速道路は『建設』から『健全』の時代に移った」という言葉が胸に響き、社会から今後必要とされる仕事に就きたいと入社を決めた。PROFILE1 社内の業務は全てが関わり合っている。無駄な仕事は一つもないと、どんな仕事も積極的に引き受けるのがモットー。 2 点検の効率化および高度化を実現させる車両の開発に、課員全員で取り組んでいる。建設コンサルタント中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京(NEXCO中日本グループ)12機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:東京都中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社(NEXCO中日本グループ)CHECK THE NAVI詳しい情報は76

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