仕事を知る羽ばたく未来へ─仕事のメソッド「モノづくりを通して社会インフラを支えられる点、学部卒でも開発・設計に携わることができる点に魅力を感じ、当社への入社を決めました。ただ、大学での学びを仕事に生かせるのか。技術者として成長していけるのかという点について、不安がないわけではありませんでした」そう語る髙橋さんだが、入社前の不安は杞憂に終わったという。インフラを支える仕事へ約6ヶ月間にわたる新入社員研修や、大学教授が講師を務める社内勉強会、機械・電気・材料分野の外部セミナー、仕事に必要な資格・免許の取得支援、上司や先輩による手厚いOJTなど、若手の成長を力強く後押しする仕組みが構築されているからだ。「上司や先輩の指導のおかげもあって、約1ヶ月半で電線圧縮工具(ダイス)の設計ができるようになりました。最近は送電鉄塔建設用クレーンの図面作成、動作試験にも挑戦しています。クレーン構造規格や電気回路図の知識など学ぶことも多いですが、外部のセミナーの受講や、先輩の助けを得たおかげで、少しずつできる仕事も増えてきて、日々成長を実感しています。大学で学んだ四力学や設計の知識も生かすことができています」今後の目標は、一人で完了できる業務を増やすこと。ゼロからの開発に携わることだという。髙橋さんの挑戦はこれからも続く。充実の教育・研修体制のもと第一線の技術者へと着実に成長1907年の創業以来、長年培ってきた技術力を武器に、鉄道、電力、発電所などの社会インフラを支える三和テッキ。新入社員研修やOJT、社内勉強会、外部のセミナーといった、多彩な学びの場を活用しながら技術力を磨き続ける、若手技術者の挑戦と軌跡に迫る。METHOD髙橋 潤平さん技術本部 開発第2部 開発課2023年入社。工学部機械工学科卒業。学生時代は四力学や設計を学んだ。電力市場向けの金具、工具、装置などの開発、既存製品の改良を手掛ける開発第2部で奮闘中。PROFILE1 近年は送電鉄塔建設用クレーンの需要が急増。配属から1年間で約10台の設計に携わったという。 2 地道な努力が実を結び、クレーンの動作試験を任されるように。金属製品三和テッキ12機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:東京都三和テッキ株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は80
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