企業研究&就活準備ガイド 機械・電気電子・情報系 2026
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機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専企業の「見た目」と「真相」仕事を知る1 点検・補修作業用の移動式足場である点検補修用作業車は、長大橋梁を健全に保つ為に必要不可欠な機械設備。 2 道路状況をリアルタイムに収集し、安全・快適に走行できるように道路情報を提供する交通管理システム。企業の『真相』世界に誇る!高度な長大橋梁の維持管理技術が強み機械、電気、情報系の技術者が多彩な分野で活躍AIを活用したシステムなど最新技術の開発に挑戦企業の『見た目』高速道路の巡回や料金徴収をしている会社?高速道路や橋梁の現場を管理する土木社員が中心歴史と伝統を大切にするインフラ系の安定企業サービス(その他)本州四国連絡高速道路(JB本四高速)多彩な技術や設備に触れ将来は技術開発にも挑みたい本州と四国をつなぐ17の長大橋梁と高速道路を良好な環境に保ち、重要な社会インフラを守り続ける本州四国連絡高速道路。その使命を果たす為に、道路情報板などの情報設備、道路照明設備、交通管理システムといった多彩な機械・電気通信設備が欠かせない。長大橋梁の管理では、海上の高所で安全に点検や補修を行う点検補修用作業車、風や地震による橋梁の動きを計測する動態観測システムといった特殊な設備がある。専門的技術を持ち、これらを管理するのが機械・電気通信社員だ。具体的な業務は、設備の点検業務の委託、そのデータに基づいた修繕・更新の検討、技術開発業務を行っており、業務の発注から監督まで一貫して携わる。入社3年目の杉本さんは「神戸淡路鳴門自動車道で最長の舞子トンネルには、火災検知センサーやスプリンクラー、監視カメラなどの防災設備がたくさんあり、常に新しい技術に触れ幅広い知識を身につけています」と語る。主担当として設備更新工事を任された今、無事に設備を稼働させ、より大きな達成感を味わいたいと意欲を高める。同社では新しい取り組みとして、逆走検知・警告システムの開発、AI技術を活用した交通管理システムの高度化に着手。杉本さんは、広スパン低位置プロビーム道路照明の導入に携わる。「カーボンニュートラルへの貢献のほか、低位置に設置することで作業の安全性や効率化も実現できます。将来は最新技術を活用した開発にも挑戦したいですね」本社所在地:兵庫県本州四国連絡高速道路株式会社(JB本四高速)CHECK THE NAVI詳しい情報は機械・電気通信設備の管理を通じて未来の高速道路をつくる明石海峡大橋や瀬戸大橋、しまなみ海道など、世界に誇る長大橋梁や高速道路の安全・安心を守る為に、機械・電気通信設備やシステムの維持管理を手がけ、高度化や自動化、新たな技術開発に挑む最前線の仕事に迫る。THE TRUTH12長大橋梁の維持管理に特化した技術やノウハウは世界からも注目。機械・電気通信の知識を多彩に活かせる環境だ。86

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