仕事を知る羽ばたく未来へ─仕事のメソッド「海洋プラスチック問題の表面化や脱プラスチックの流れの本格化を受けて、環境にやさしい紙製品に興味を持ちました。独自の技術、ノウハウを持つメーカーを中心に会社選びを進め、製造機械の操作やメンテナンス、品質管理まで幅広い職種を経験できる当社へ入社を決めました」そう語る大内さんは、石岡事業所で紙パック製造の印刷工程を担操業データの収集・分析当。印刷機の操業に関するデータ収集・分析、新たな設備の導入に携わっている。データベースや日報をもとに、故障やトラブルによる印刷機の停止時間、歩留まり率などを集計し、その原因を分析。生産性の改善を図るのが、大内さんのミッションだ。「いちばんの基本は現場です。積極的に現場に足を運び、機械の状況を自分の目で見る。そして、現場の社員とコミュニケーションを取ることで、データを見ているだけでは気付けないものをつかむようにしています。スーパーの店頭で、当社のマークが入った製品が並んでいるのを見るたびに、大きなやりがいを感じられます」大内さんの今後の目標は、機械の知識に磨きを掛け、操業分析のスキルをさらに向上させること。将来的には、英語でのコミュニケーション力を高め、海外の原紙メーカーへの出張など、グローバルな仕事にも挑戦したいという。活躍の場は広がる一方だ。環境にやさしい紙容器をつくる改善の基本は「現場」にありスーパーやコンビニでお馴染みの屋根型紙パックなど、飲料用の紙パックの企画・印刷・製造を手掛けている日本製紙リキッドパッケージプロダクト。環境にやさしい紙容器が注目を集める今、同社で活躍する若手社員の挑戦と成長の軌跡を追った。METHOD大内 美咲さん石岡事業所 製造部2020年入社。製造部の仕事の傍ら、入社1年目には女性用ロッカー室の全面改装を担当。他部門・他社の社員と連携し、改装案の策定から工事完了に至る全てのプロセスに携わった。PROFILE1 現場で働く社員にとって働きやすい環境をつくるため、設備の改良案の作成にも取り組んでいる。2 様々な部署の社員と積極的にコミュニケーションを取りながら仕事を進める。紙・パルプ日本製紙リキッドパッケージプロダクト12機械系活躍している先輩たちのフィールド数学・情報系電気・電子系高専本社所在地:茨城県日本製紙リキッドパッケージプロダクト株式会社CHECK THE NAVI詳しい情報は93
元のページ ../index.html#95