WEB面接の場合、面接官との距離を感じやすく対面よりも緊張しやすいという人がいます。面接で緊張して意図していないことを話してしまわないために、聞かれそうな質問には問答集を作り、何を話せば自分の良さにつなげられるかを決めておくようにしましょう。聞かれたことに思いつきで答えるのではなく、あくまで何を話していても「自分の良さ」「自分の能力」「自分の熱意」などといった魅力につなげられるように作戦を練っておきましょう。事前に必ず戦略を練ることが重要です。質疑応答をスムーズに行うコツは?Q.7面接官は、応募者の質問を聞く態度も見ています。何を答えるのかを考えて目が泳いでいたり、緊張しすぎてゴソゴソと無駄な動きをしていると話をちゃんと聞いていないように映るので注意しましょう。相手の知りたいことの本意を聞き取る気持ちで真剣に話を聞くことが大切。また、うなずき、あいづちは、意識してゆっくり、深く、そしてタイミングよく入れることが重要です。相手の質問が終わったら、「はい」「分かりました」というような応答を入れてから話を始めると、受け取った意図が伝わります。聞く姿勢も見られていることを忘れず、目線をしっかり合わせましょう。WEB面接の際の目線はどこにしたらよいですか?Q.6オンラインの場合、沈黙の時間が長く感じられます。答えられない質問には理由を添えて適切な対応をしましょう。言葉できちんと対応することも、WEBコミュニケーションに欠かせないスキルです。例えば、質問の意図がつかめない場合は、「申し訳ありません。ご質問は〇〇といった意味でお間違いないでしょうか?」と聞き返したり、答えが思いつかない場合は、「申し訳ありません、答えが思いつかないのですが、少し考えてもいいでしょうか?」と時間をもらうリクエストをしてもよいでしょう。落ち着いて対応するようにしましょう。ネガティブな状況にも言葉で対応しましょう。質問に答えられない、あるいは、答えにくい場合は?Q.9事前に面接と同じ時間、面接に挑むときと同じ服装をしてPCの前に座り、誰かとWEBでつないで練習をしておけば、当日の緊張はかなり和らぐはずです。また、どういう状況で緊張が高まるのかを細かく特定し、その理由や対処法を考え、記録しておくとよいでしょう。例えば、面接官とWEB上で目が合う瞬間に緊張するのであれば、目をしっかり合わせようとせず、ぼんやりと全体を見るような目線を送るようにして防ぐこともできます。緊張の正体を知れば、対処はしやすくなるのです。「同じ状況」でリハーサルをしましょう。緊張しないようにするには?Q.11対面に比べてオンライン面接は熱意が伝わりづらくなります。伝えているつもりなのに伝わらないということもあります。事前に動画で自撮りをして、どんなテンションで話せば熱意が伝わるのかを確認しておくとよいでしょう。「オンラインはテンション3倍」が原則。動画を見て、「思いが伝わるテンションはどれくらいか」を探っておきましょう。自分ではよく分からない場合は、友達や家族などに動画を見てもらって、アドバイスしてもらうとよいでしょう。オンラインはテンション3倍が原則です。テンションの上げ加減が分かりません…Q.8伝えたいことがたくさんある、というのは悪いことではありませんが、一方で焦点がぼやけるというデメリットもあります。面接官があなたを思い出したときに、「〇〇と言っていた人」と思い出せるような短く、それでいてあなたの個性を表すような言葉を考えてみてください。伝えたいことがあるのにうまく言語化できないと、自分だけでなく、聞いている相手も消化不良になりかねません。求める人物像を意識しながら、自分を的確に表す言葉を準備しておけば万全でしょう。最も言いたい「一言」を準備しておきましょう。無駄なく、言いたいことを伝えるには?Q.1015
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