いま知っておきたい 就活のキホン2特集エントリーシートと履歴書の違いと共通点エントリーシートの記入のポイント基本7か条を押さえるあなたのエントリーシートは、採用担当者や面接官だけでなく、想像以上にたくさんの関係者が閲覧しています。最初の面接から最終選考まで、同じ書類が社内を回り続けるわけですから、印象良く仕上げたいですね。1.2.3.4.5.6.7.写真をキレイに撮る、貼る 文章は楷書体で読みやすく面接につながるように戦略的に書く一文を短く書く 宛名、住所、氏名をキレイに書く。封筒に汚れがないか確認する下書きする、コピーを持っておく採用担当者への一筆箋を添える限られたスペースのなかで的確に思いを伝えるためには、ちょっとしたコツがいる。次の6つのポイントを押さえた書き方で、採用担当者の心をグッとつかもう!エントリーシートは、いわば「自分の分身」ともいえる重要な書類だ。乱雑な取り扱いや手抜きはすぐに見透かされ、マイナスの印象を持たれたまま選考に臨むことになる。マナーを押さえて作成し、双方にとって気持ち良く選考を迎えられるようにしよう。履歴書は、個人の基本情報を中心に記載することで、「過去~現在のあなた」を正確に伝えるための書類だ。エントリーシートは、法人ごとに作成された独自の応募書類で様式や設問に多様性があり、「現在~未来のあなた」に焦点を合わせている。違いを意識して作成する必要がある一方で、「自身の魅力を伝える書類」という点は共通している。この講座ではエントリーシートの書き方を取り上げているが、履歴書についても同じポイントが生かせるはずだ。面接を考慮して戦略的に書くエントリーシートは、書類選考の材料であると同時に、面接時の資料になることも多い。紙面では要点を大づかみに書いておき、エピソードの詳細は面接で伝えるなど、上手に情報を出し分けることを意識してみよう。簡潔に分かりやすく、結論から書く結論から書き出すことは、社会人の書く文章として鉄則。最初に全体像を相手にイメージさせることで、スムーズに内容を伝えることができる。一文は50字前後を基本とし、ダラダラと長くしないことも読みやすさにつながる。「求められる人物像」を踏まえて書く同じエピソードであっても、導き出せる結論が1つとは限らない。それぞれの志望先の理念や方向性、業態などからうかがえる「求められる人物像」を踏まえて、どの側面をアピールするとより効果的なのか考えてみよう。成果や実績は数値を用いて具体的に書くイメージを明確化し、説得力をもって伝えるためには、数値を明記するなどして具体的に記載することが重要だ。例えば、「大勢の人の前で長時間プレゼンした」より「200人の前で1時間プレゼンした」のほうが説得力がある。プロセスや学んだことを書く面接官は「どれだけスゴイことをしたか」を見ているわけではない。その経験から何を感じ、どう行動し、何を学べる人間かを知りたいのだ。エピソードの大小にこだわるより、自身の人間性が伝わるかどうかを重視しよう。主体性、論理性、協調性をアピールする社会のなかで、一人で完結する仕事はない。人と関わりながら働くための能力を備えていることは、ぜひとも優先的にアピールしたい。なお、論理性があるかどうかは、エントリーシートの文章自体から伝わる面も大きいと知っておこう。面接官は、エントリーシートの中で特に目に付いた部分を話題にするもの。1つのことだけを長く書くよりも、自分の魅力を多面的にちりばめるほうが得策です。「この人に会って話したい!」と思わせるような内容をめざしましょう。KEE’S CHECK!エントリーシート・法人オリジナルの書類・応募者の内面の確認・入社後の配属の参考資料・公的な書類・応募者の基本情報の確認・入社後の人事書類として保管履歴書魅力が伝わるエントリーシートの書き方 「時間がなくて適当な内容になってしまった」というのは論外だが、スペースを埋めるために何となく書いた文章では、自身の魅力を相手に伝えることは難しい。何をどう書けば魅力的なエントリーシートになるのか押さえておこう。KEE’S CHECK!KEE’S CHECK!エントリーシート基本7か条8
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