東京 5/18、6/8、8/3エスシーグループ インターンシップ&キャリア複数グループに分かれ、薬の味見と比較、吸入デバイス体験を実施。また、グループの交流会を通して、若手薬剤師のリアルな素顔に迫ることができる。調剤薬局で働くイメージを膨らませるのはもちろん、薬学生としての今後の学び方なども伝える。プログラム内容山本 康弘 さん東京調剤部薬剤師POINT IN CHECK講義だけではわからない薬の味や吸入デバイスの活用法を学べば、今後の実務実習がより充実したものになるはず。インターンシップ&キャリアを通して、患者さまに寄り添う“かかりつけ薬剤師”の本質を体感していただければと思います。一都三県を中心に131の調剤薬局を有するエスシーグループは、地域の声に寄り添った医療の実現に力を尽くしている。医師と連携をとりながら、その街で暮らす患者さまが気軽に相談できる薬局づくりを実践している。経営陣との距離が近い会社でもあるが、それは現場で働く薬剤師がプロジェクトチームを組んで、本部機能の一部を担っているからである。現在は「リソースチーム」「研修チーム」のほか、社内レクリエーションを運営する「スマイルチーム」、地域密着イベントを推進する「アピールチーム」の4つのチームが稼働中。希望者は2年目から参画できるので、同社のチャンスの多さもよくわかる。東京調剤部の山本さんもエリアマネージャーとして複数店舗を束ねつつ、リソースチームの仕事に臨んでおり、今年度のインターンシップ&キャリアに関しても深くかかわっている。テーマとして掲げるのは『薬の味見・吸入デバイス体験 & 若手薬剤師との交流会』。実際に薬の味見や吸入デバイスの使い方を確かめていく特徴的な企画を開催していく。「当社の理念に“患者さま第一”という考えがあります。患者さまの立場に立って、一人ひとりのニーズに薬の味を知るその意味とは?向き合う薬剤師を目指してほしいという当社の姿勢を感じてもらうために、こうしたプログラムにしました」(山本さん。以下同)例えば、独特な味と香りが苦手な患者さまが多い漢方薬に関しては、刻み漢方と顆粒状の漢方の違いを体験する。また、使い方が不安だとの声が多い吸入デバイスに関しても、吸い方のコツを体験していく。さらには味がキツかった先発品が、ジェネリックになって改善され、飲みやすくなったケースも紹介する。「薬剤師はどうしても薬の効能や作用機序等を正確に伝えることに重きを置きがち。しかし、患者さまからは効き目以前に、飲みやすさや吸入デバイスの使い方を気にする声が多いのです。患者さま目線の体験をすることで、不安に寄り添う薬剤師の役割を実感してもらいたいですね」若手薬剤師との交流会では、実習時の苦労、対応方法、指導薬剤師との付き合い方など、現時点の薬学生に必要な情報の提供を目指す。もちろん、社会に出てからの薬剤師の姿についても徹底解説する。「従来は交流会ではなく別企画を開催していましたが、現場の社員の生の声に触れたいとの学生の声を受け開催することにしました。患者さま一人ひとりに向き合うには知識だけでなく、様々な力が必要になる点を実感してもらえれば幸いです」薬剤師の役割が対物業務から対人業務へと変化していくことになった昨今、患者さまに真っすぐに向き合う同社の理念に触れれば、これから薬剤師として歩んでいくための確かな土台が築かれるはずだ。薬剤師の心構えを知る場として法人の特徴CHECK THE NAVI詳しい情報はエスシーグループ#地域密着CHARACTERISTICS薬の味見体験 & 若手薬剤師との交流会2024年4月~9月1吸入デバイス・漢方味見体験 & 若手薬剤師との交流会2024年4月~9月2高齢者疑似体験 ~患者さまに寄り添う薬剤師とは?~2024年4月~9月343
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