薬学生のためのインターンシップ&キャリアガイド 夏号2027
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「インターンシップ&キャリアは学びの場所です。グループワークなどでは無理にリーダーシップをとったりする必要はありません。参加者同士、協調し学びを深める機会にしていただければと思います」担当者❶「インターンシップ&キャリアは選考の場所ではありませんが、できる限りTPOをわきまえた発言や行動を心がけてほしいですね。とは言っても、言いたいことが言えないほど緊張することはありませんよ」担当者❷「MR職のプログラムでプレゼンをしてもらうと、薬学生は文系の学生に押されてしまうこともあります。せっかく専門知識に裏付けられた意見を出せるのだから自信を持って臨んでほしいですね」担当者❸どのようなプログラムにおいても共通して求められるのは、積極的に「学ぶ姿勢」だ。インターンシップ&キャリアの要は「学ぶ姿勢」傾聴する観察する質問する行動する社会人としてのマナーの基本を押さえよう!インターンシップ&キャリアは「選考」ではないとはいえ、法人の方と初めて会う貴重な場。学生とはいえビジネスマナーをわきまえた行動をしてほしい。学びの機会をいただいたという感謝の気持ちを行動に表すこと。表情や姿勢、声のトーンなどに十分注意をしよう。参加編プログラムを貴重な学びの場として積極的かつ有意義に活用しよう!インターンシップ&キャリア担当者の声自己アピールしようとする意識は大切だが、熱心になるあまり周りが見えなくなるのは考えもの。仲間の意見に真摯に耳を傾けることは、社会人になっても求められる能力の一つ。特にグループワークでは「傾聴」を意識し、協調しながら物事を進めていこう。簡単な作業にしか取り組めないようなプログラムでも、与えられたことを淡々とこなして終わらせるのではもったいない。「この業務で工夫されている点は?」「誰と誰がどのように連携している?」など、一つでも多くのことに気づこうとする心がけが大切だ。的確な質問ができることは、強い関心の表れともいえる。自分で調べただけでは分からなかった点を明確にするためにも、積極性をアピールするためにも有効な手段だ。質疑応答の時間に限らず、移動中など社員に話を聞けるようなタイミングがあれば狙っていこう。グループワークの発表や企画立案など、皆の前で話すことが求められるプログラムは多い。また、「○○を体験してみた感想はありますか?」などと問いかけられる場面もあるだろう。そうしたときも尻込みせず発言する姿勢を見せていきたい。34

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