薬学生のためのインターンシップ&キャリアガイド 夏号2027
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お話を伺った人現場を大切にすることで患者様にも薬剤師にも心地の良い薬局にKEY WORDS FOR THE FUTURE中国地方4県で32店舗の調剤薬局を運営する薬明館。規模や立地、機能を変えた戦略的な店舗展開と、効率を重視した働きやすい環境を作ることで安定した事業を展開し、地域医療に貢献している。すぎのこ薬局に勤務し、在宅業務も担う佐藤さん。「近年は医薬品の供給不安定などの影響もあって医師から処方の相談を受けることが多く、薬剤師の知識と力量がより問われるようになりました。そんな在宅に携われることも薬明館で働く魅力の一つです」2020年入社。祖父を病で亡くしたことをきっかけに、患者様の役に立てる仕事がしたいと考え薬学の道へ。東京の大学に進学し、地元山口で就職。県内を中心に多くの店舗を持ち、指導・教育体制が整っていることから薬明館を選択、現在に至る。佐藤 頼恭 さんすぎのこ薬局薬剤師未来を読み解くキーワード多店舗展開で地域医療に貢献1対物から対人へ在宅医療に注力2ワークライフバランスの実現3中国地方4県(山口・広島・鳥取・島根)に32店舗を展開。さまざまな診療科の処方について学べるだけでなく、新機軸の薬局開発にも挑戦し、薬剤師たちの成長の機会を創出している。対物から対人業務への移行が求められる中、在宅での医療や生活向上をめざし、個人宅・高齢者施設での在宅服薬指導を推進。医療の担い手として地域医療に貢献できる体制を整えている。新しい機器・システムの導入による業務の効率化や、ライフステージが変わっても働き続けられる環境の整備などが進んでいるので、仕事とプライベートを両立しながら長く働ける職場である。調剤薬局 薬明館42

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