薬局・薬剤師は、医療のファーストアクセスとしてより重要な存在に!DXによって、調剤薬局・薬剤師ごとの特徴や個性が明確化。待ち時間や在庫状況などを含め、患者さんが詳しい情報を収集しやすくなる。「がんに詳しい薬剤師に質問したい」「体調の悩みを丁寧に聞き取ってほしい」「とにかくスピード重視」など、それぞれが抱えるニーズに合わせて、処方箋をどこに出すべきか選択する時代になっていく。丁寧で個別性のある服薬指導を行うなど、患者さんのニーズに沿った対応が実現できたり、相手のイメージ以上の対応で感動を与えられたりすれば、継続的な来局が期待できる。「どの病院やクリニックで処方箋をもらったとしても、あの薬剤師さんにお願いしたい」とまで思ってもらえれば、かかりつけ薬局・薬剤師の誕生だ。「かかりつけ」だと安心だね学びの時間ができました!分かりやすく説明しますねがん専門です!優先度の高い方からアプローチ! 小児なら任せてどこでも必要な情報が得られます業務負担の軽減により、薬局内で患者さんについて話し合ったり、多職種で事例検討会を行ったりすることが容易に。スキルアップに向けた学習、学会情報や論文のチェックなど、専門性を高める時間も創出しやすくなる。さらに、デジタル化により薬剤師業務の履歴が残るので、パフォーマンスの改善にもつなげやすい。負担軽減により学びの時間が増える対応に満足すれば「かかりつけ」として継続的に来局それぞれのニーズに応じて薬局や薬剤師を選択患者さんの自宅や施設を訪問するなど、薬局の外に出たときにも、クラウドを活用して最新の情報を把握。病歴をはじめとする患者さんのデータや、臨床判断に役立つ論文の情報などをすぐに入手することができる。ただ薬剤を渡すだけでなく、患者さんと対話しながら、よりよい薬学的管理を実現できる存在に。在宅訪問でも的確な薬学的管理が可能にスクリーニング機能があるデジタルツールを利用して、より緊急性や必要性が高い患者さんを自動で抽出。薬剤師の専門性を必要としている患者さんに集中して、適切なタイミングで連絡ができるように。これまで一般的だった電話以外のツールも使いこなしながら、より効果的かつ細やかな服薬中フォローアップに貢献していく。細やかに服薬中フォローアップができるオペレーションが効率化されたり、対物業務のサポートが手厚くなったりすることで、現場の薬剤師に時間の余裕が生まれやすくなる。結果的に、薬剤師として担うべき本質的な業務、つまり対人業務にかける時間が増え、サービスの質もアップ。薬学部で学んだ専門知識を存分に生かし、患者さんに還元できるような環境が整っていく。本質的な業務に割ける時間が増える薬剤師の役割が変わるPhase 2患者さんの流れ・満足度が変わるPhase 3専門性を高めよう!これは便利だねぇいつもありがとう!71
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